ホームページは、現代のインターネット時代には欠かせない「会社や店舗の第一印象」となっています。例えば、若い世代に近づくほど、会社や店舗の情報に限らず、何らかの情報を調べる際には「まずはネットで調べてみよう」という発想が染みついています。そのため、会社や店舗・事業・サービス・商品と、商品の買い手やサービスの受け手側とのファーストコンタクトが企業や店舗、商品のホームページです。
このファーストコンタクトの印象は、ホームページの見た目や内容等によって直感的に判断されることになります。そのため、ホームページにどのような内容を掲載しているのか、どんな言葉で情報の受け手側を迎えているのか、情報の受け手が必要としている情報は伝えきれているのか、会社や店舗、事業の印象をより良く伝えられているのかなど、非常に重要な役割を果たします。
また、個人で働く人(個人事業主やフリーランス)が増えていく中で、ホームページやポートフォリオサイト、ブログ等は個人の名刺として、個人同士を繋げる、個人と個人が繋がるきっかけになる機能を果たすと考えています。
特に、コロナ禍の生活状況では、気軽に企業や個人同士が直接会って話す機会も減ってきており、インターネットやSNS、zoomなどを通じて繋がる機会が増えていると思います。その際に最初のとっかかりとして頼りになるのがホームページやブログ等です。
既によく知っている会社や個人の場合は別ですが、初めてコンタクトをとる相手の場合には、事前に相手の情報をある程度知らないと繋がることさえできません。
私も、徳島で働いているクリエイターの方と繋がる方法として、一番に試みたのがインターネット上の情報収集でした。そして、ホームページで得た情報をきっかけに実際にクリエイターの方と繋がることができました。
また、私が尊敬する京都のクリエイターの方とも、その方のホームページをきっかけに継続的なお付き合いをさせていただいています。もしホームページがなければ、その方との貴重な出会いもなかったはずです。
以上の理由から、今後、企業だけでなく個人にもホームページの必要性がさらに高まっていくと考えています。
コロナ禍でお家時間が急激に増えたことにより、個人がインターネットを利用する時間も増えたと思います。それに伴い、SNS、音声メディア、YouTube、ブログなどの発信者側と視聴者側の総量が増大しました。
この事実が示すのは、各媒体のコンテンツの質が格段に上がったということです。具体的に言うと、発信者の数が増加したからといって、視聴者側の視聴時間には限りがあるため、どの媒体においてもより良質なコンテンツが選別されることになります。ブログで言えば、上位の良質な記事でなければ、Googleの検索結果にさえ表示されません。そして、上位のコンテンツ提供者ほど資金力も上がっていくため、さらに良質なコンテンツへと格差もひらいていきます。
このように、母数が増加するほど、コンテンツの質も上がるため制作の難易度は上がっていくことになります。そのため、片手間で制作したコンテンツや手抜きのコンテンツでは太刀打ちできない時代になり、コンテンツの圧倒的良質さが要求されるようになりました。
「上記のような変化が起こっているのなら、ホームページを作ってブログを更新したところで集客なんかできない」と諦める方もいるかもしれません。
確かに、コロナ禍で急激な変化が起きた今のインターネット時代にWeb集客で圧倒的な結果を出すのは難易度が高いことは事実です。
ただ、私はインターネットを通じてのコンテンツ制作にはまだまだ可能性があると確信しています。なぜなら、良質なコンテンツ制作をすることでの利点は、時代の変化によるデメリットよりも大きいからです。
コンテンツに注力することで、会社や事業、サービス、商品のことをより深く知ってもらい、ファン化につなげることができます。また、会社や事業のことをよく理解してもらった上での人材採用につなげることもできます。その他にも、自社サイトや自社メディアに良質なコンテンツを増やし、育てることで、コストのかからない広告や宣伝媒体としても利用することができます。
上述したように、片手間や手抜きのコンテンツでは太刀打ちできないというのは、裏を返せば、難易度が高いからこそ上質なコンテンツを制作することで、競合他社にはない圧倒的な影響力やファン層の獲得につながるということです。
Design Office 遊心では、ただ制作するだけではない継続的かつ上質なコンテンツ制作を前提としたWeb制作やWebマーケティング事業を行なっております。徳島県に限らず、他県の中小企業や個人事業主の方もお気軽にご相談ください。